夏を閉じ込めなくたって、きみたちは
夏といえばIMPACTorsの季節。みんながくれる思い出は、1年を生きていくには余りあるくらいの活力をくれました。ずっと夏の日に囚われたまま、また次の夏を目指して歩くのが癖になっていたなあなんて。まだ3年なのにね。
夏目前の暑さの中。まさか、こんな風にジャニーズJr.卒業の日を迎えるなんて思ってもみなかったけれど、こんなにも大きくなって旅立つ7人が愛おしくて、誇らしい。この気持ちもきっと想像以上です。
私にとって、この3年は長い長い夏休みのようで、このまま終わって欲しくないと思ったり、終わりがあるから楽しめるんだと思ったり、いつかみんながジャニーズJr.じゃなくなるその日を考えては、今を大切にさせてほしいと強く感じていました。
舞台に立つみんなが好きでした。毎公演、がむしゃらに、真摯に、舞台と、観客と、先輩たちと。伝統と。向き合う彼らは、ライトを浴びなくたって内側から燃えるようにひかって眩しくて。どうしようもなく心がくっついて離れなくなる。そんな存在でした。
それから、みんなが作るライブも大好き。同世代の7人が作る憧れのきらめきが詰まったセットリストは、「これがPINKyの好きなIMPACTorsでしょ?」って自信いっぱいなのが伝わってくるから。どんなときもPINKyへの愛と7人でいるうれしさを集めて、少しの野心をスパイスに話してくれるMCも宝物だったな。涙が出るほど笑わせてもらいました。
そんな大好きなライブの最後。いつもみんなは言ってくれたね。
好きになってくれてありがとう。
PINKyがいるから頑張れる。
存在してるだけでえらい。
俺たち負けないから。
それから、「推されていることへの責任と覚悟」のこと。
プレッシャーも心無い言葉も全部受け留めて、跳ね返すだけの強さを持ってみせるって覚悟を何度も伝えてくれました。
私はみんなの言葉に、永遠を感じています。
そんなものはじめからないのは分かっているけど、永遠に覚えていてほしいと願われたものを永遠に覚えておきたいと思えることこそ、限りなく永遠に近いと思うから。それを永遠と呼んでもいいんじゃないかって、そう思うようになったから。
だからね、心配はしていません。まだまだ、重たいものがのしかかるかもしれないけれど、みんなみんな、跳ね返してくれる。
どこにいても、何をしていても、みんなのひかりは、必ず届くから。
7人が言葉にしたことも、IMPACTorsとPINKyとの約束も。叶うって信じてるから、PINKyのことも信じてね。
ジャニーズJr.のIMPACTorsに出会えて、今日まで駆け抜けられて、心の底から幸せでした。
これからも7人と横並びで夢見られることを願って
2023.5.25.
一緒に過ごした季節の話
2020年5月24日。
1人で壁打ちをしていたアカウントで、こんなツイートをしました。
アイドルしてるときのあべちゃん、本当に幸せそうだし存在価値を最大限に自覚してます〜〜〜!って顔してるすき
私は、担当のアイドルをあだ名で呼べなくなってしまうタイプの人間なので、この時はまだ、あべちゃんって呼べてたなあ、なんて。
このツイートをするに当たって見ていたのが、大好きな紹介ラップの動画。
Snow Man「紹介RAP ~We are Snow Man~」(Summer Paradise 2019 at TOKYO DOME CITY HALL) - YouTube
ちょうど秒数を指定したところで、客席を見上げて、両手を広げるんです。これ以上ないくらい、幸せそうな顔。今見ても、鳥肌が立つくらい。アイドルを謳歌している阿部くんの横顔に、ときめきが止まらなくなってしまったのを覚えています。
今思えば、すきのきっかけは“ ジャニーズ事務所のアイドル阿部亮平さん ”をどうしようもなく眩しいと感じたことだったのだと思います。
それまで9人みんなが大好きで、誰か1人を選べるわけがない!と思って、ファンクラブの会員登録に悩み続けていた私が、阿部くんを応援しようと決めた瞬間でした。
2020年6月21日。
HLWYの配信日。
夏が近づく気配と共に、初めてライブ映像をリアルタイムで受け取れる機会に出会いました。
ひかるくんのパートを歌う阿部くんのこと、未だにまぶたに焼き付いているのだけど、護る想いと鼓舞する勢いに溢れたラップが好きで、思い出す度に靴紐を結び直すみたいな、前向きになれる瞬間だった。
初めて阿部くんを想って緑を纏った月でした。大好きだった緑に、特別が宿っていったこと。大切に覚えています。
2020年7月1日。
an・an単独掲載号の発売日。
「知性と色香の狭間」
忘れない、美しくて、優しい甘さのある響きの大切なコピー。
空でも思い出せる。
朝日を見つめる瞳に胸を締め付けられたこと。
伸びをする背中をいつまでも見ていたいと思ったこと。
ちょうどこの日は、目標への1歩を踏み出した日と重なって。阿部くんの存在が、より一層色濃く、私の心を繋ぎ留めておいてくれると、安心できた日。
阿部くんの色を借りるだけで、無敵な自分に気がつけたの、嬉しかったなあ。
それから、おかえりなさいを言えた日。
思い返してみれば7月は、HalfAnniversaryもHanakoやAERAムックの表紙もあって、貰った幸せをどう返したらいいのかなって毎日考えていました。
持ちきれないくらいの幸せを沢山くれたね。
2020年8月12日。
あべふかのジャニーズ16歳。
出会って始めて、ブログを書きました。
自分のことばっかりで、上手なブログじゃなかったかもしれないけど、好きな人を好きな理由ってこんなにも次から次へと溢れるものなんだって驚いた。
書いても書いても、想いも言葉も無くならなくて。むしろ私の中で質量を増してゆく。
私が大好きになった“ ジャニーズ事務所のアイドル阿部亮平さん ”に、これ以上ないくらいのありがとうを伝えたいと思った日。
2020年の夏は、阿部くんを想って空を見上げるようになった季節だったな。どんよりしていても、晴れていても、好きを湛えて見上げる空は、何よりも輝いてた。
2020年9月10日。
知らない人は居ないんじゃないかな?と思うくらい有名な不二家さんに、9人のポスターが飾られていて。
記念日にケーキを買いに行けば、当たり前のようにご年配の店員さんが「今日はどのメンバーさんの記念日ですか?」って聞いてくれて。
日常にSnow Manのみんなが溶け込んでいるのを、大きく実感できるきっかけになりました。
テレビから流れる阿部くんの「ひとりじゃないよ」って優しい声に涙がこぼれた日もあって、ケーキを買ってしまう言い訳に「なんでもない日も!」って台詞を借りたこともありました。
悲しいことがあった日の帰り道も、お友達のお家へ向かう道も、不二家さんのケーキを片手に歩いたこと、きっと忘れられないな。
2020年10月25日。
デビューコンサート、最終日。
9公演。セットリストは変わらないのに、飽きないどころか毎公演楽しいが更新されていくすごさ。
離れているのに、目の前には空席しかないのに、信じられないくらいの熱量で、届けてくれる想いに胸がいっぱいになって涙が出ました。
私は言葉が好きで、だけど、受け取ってくれる人が居ないと、意図する言葉として作用しないと思っていて。アイドルにとって、パフォーマンスもきっとそうだと思う。届ける先があると信じて、初めて形になるもの。
それが目に見えない恐怖は絶対的にあるはずなのに、それを感じさせないどころか、愛でくるんでくれたこと。
後に、ファンに寂しい思いをさせないことがテーマだったと語っていたことを知って、妙に納得出来ました。カメラに阿部くんが映る度、繋がってるなぁって安心できたのには、ちゃんと意図があったんだって。とんでもない人を好きになってしまったんだなって。
ありがとうと伝えられる、すぐそばに居てくれてありがとう。
こちらこそ、いつもそばにいさせてくれてありがとう。
10月はKISSIN' MY LIPS / Storiesの発売もありました。待ちに待った2ndシングル、プロモーション期間も全部思い出。
2020年11月27日。
阿部くんのお誕生日。
たくさんの人に愛される阿部くんを好きになれた幸せを噛み締めました。
阿部くんが生まれた。事実を言葉にしてしまえばそれだけの日で、だけど、その日に向けてたくさんの人がたくさんの時間をかけて準備をすること。そのひとりひとりが、阿部くんに救われていて、勇気や幸せ・元気を貰っていて、愛を注いでいることも、紛れもない事実で。
大きな愛に触れたこと、忘れられない日だったな。
2020年の秋は、人の愛し方について沢山考えた季節でした。私にとっては考えごとの秋、だったな。インプットと思考を続けることが出来た、幸せの時間だった。
2020年12月4日。
滝沢歌舞伎2020 TheMovie 公開日。
私にとって、初めてSnow Manのことが好きな人に囲まれた日でした。
金曜日の朝一番。それでも席は埋まっている。
この空間にいる人みんな、Snow Manが好きなんだなって。どうしても大きいスクリーンを感じたくて取った最前列のチケット。始まる前にふと振り返って、キラキラした表情でスクリーンを見上げるお客さんたちを見られたのが嬉しかった。まだ劇場内が明るいのに、ひとりで泣いてたのは、きっと私だけでした。
声は出せないけど、それぞれの見せ場で身じろぐ音、息を飲む音、ぎゅっと服を握る気配を感じて、たくさんの人の好きに胸がきゅうっとなりました。
この月、個人的には資格の試験を受けていました。毎日泣きながら勉強していたんだけど、本当に辛くて辞めたくて、でも、やっぱり阿部くんに誇れる私でいたいから頑張れたな。どこまでも頑張る理由が阿部くんでした。無事に合格して、スペシャリストの称号を手に入れたこと、いつか報告出来たらいいな。笑
2021年1月22日
デビュー1周年。
20日の配信のことも、当日のお祝いのことも、全部忘れたくない思い出。
サプライズの時間、すごくわくわくして、初めてみんなにお返しが出来たのかなって嬉しかった。お返しのつもりだったのに、みんなが喜ぶ姿に結局また幸せを貰ってしまったけど。
1年目、楽しかったね。2年目、駆け抜けていこうね。
大好きなSnow Manのみんなと大好きなファンのみんなが、手を繋ぐ瞬間を見せてもらったような、幸せな日でした。
自分が送った写真とメッセージも、宝物になりました。
1月は、あべこじのSILVER SNOW CM出演も決まって。ちょうどこの当たりはあべこじのTV出演がたくさんありました。優しくて気遣い屋さんな2人がお互いを大切にし合う姿勢が大好きで、そんな2人の姿を沢山見られたの嬉しかったな。
Grandeurの発売も1月だった!たまたま発売日に渋谷に用事があって、等身大パネルに2時間くらい黙々と並んで。前に並んでたお姉さんと直前で声掛けあって写真撮りあいっこしたの、今思えばすごいことでした。繋がりなんてSnow Manが好きという思いだけなのに、短時間で連携プレーをこなすの、よくよく考えたらとても不思議だけど、素敵な出来事。
2021年2月18日。
滝沢歌舞伎の当落発表日。
書こうか迷ったけど、やっぱり嬉しいと思った気持ちを無かったことにしたくはないから、ちゃんと残そうと思います。
深澤くんのお誕生日公演当選の文字が、お友達から送られてきたときの手の震えと言ったら無くて。一生分の運を使い果たしてしまったのかな?って何度も頬を抓って、目を擦って、電話でも確認しあって見たりして。
結局、中止期間に該当してしまって観劇することは叶わなかったんだけど、それまでの準備の毎日もそれに向けて努力する日々も、中止が決まってから流した涙も、全部Snow Manへの好きでしかなくて。原動力の大きさを思い知りました。
2020年と2021年の冬は、Snow Manの大きさに驚きました。私ひとりをここまで変えられるのに、もっともっと彼らのことを好きな人はたくさんいて、それぞれの元で変化の種を撒いているんだって実感できることが多くて。大袈裟でもなんでもなく、この人たちなら世界を変えられると感じた冬でした。
2021年3月20日。
らじらー!卒業。
だてこじ回ではあったけど、9人がらじらー!を卒業した日。
ラジオを通して聞く阿部くんの声がすごく好きで、元々ラジオが好きなのもあるんだけど、毎回楽しみにしていたお仕事のひとつ。
特に、生放送が私にとっては大きくて。普段、じっくりと考えて言葉を紡ぐことが多い阿部くんが、反射的に発する単語に素の部分を感じて、アイドル以外の阿部亮平さんが顔を出すみたいな、そんなイメージのあるお仕事でした。
私は欲張りだから、アイドルの阿部くんだけじゃなくて、それを作り上げている一人間の阿部亮平さんも覗き見したくて、好きでいたいと思っていて。もちろん、見せないように努力してくれているなら、無理に覗こうとは思わないけど、ちらりと顔を出してくれるお仕事があるのが、すごく幸せなことだったなと思います。
あと、阿部くんの好きな曲を沢山知ることが出来たことも!プレイリストに曲が増える度に、阿部くんの見ている風景を少しだけ共有できたような気がして、幸せでした。
この月は、SODAとAERA Englishの表紙もありました。ここを皮切りに、CDのプロモーション期間外なのにたくさんの表紙を飾っていく阿部くんにクラクラしたな。ついこないだも、最寄りの本屋さんで阿部くんが平積みで4人並んでいる姿が見られて、心の底から嬉しかったです。
2021年4月11日。
それSnow Manにやらせて下さい 地上波レギュラー放送開始。
みんなの夢が叶う瞬間に立ち会えて、すごくすごく嬉しかった。
午前中に面接を終えて、駆け足で電車に乗って、靴擦れも無視して家まで走って、駆け込みで見た初回放送。
面白くて、笑いが止まらないはずなのに、画面がぼやけて見えませんでした。
放送が終わってすぐ、試聴が始まったBe Proud!の歌詞を噛み締めながらも、テレビの前から動けなかった。
世界の真ん中はいつだって 僕ら立つこの場所だ胸を張れ
引力を持ち続ける9人を真ん中にして、これからもどこまでも遮二無二一緒に進んで行きたいと思いました。
2021年5月7日。
Duet表紙号発売日。
アイドル誌の単独表紙って、やっぱり特別だなと思います。
そんな特別に相応しい自己プロデュース写真。
私は、自己プロデュースが上手い人ほど、アイドルの鑑だなぁって考えています。自分の長所に気付いて、そこをどうアピールするか、作戦を練れる人は、アイドルとしてとても強い。
今回の表紙には、阿部くんの長所が詰まっています。チャームポイントである意思の強い瞳を活かした表情作り。デビュー組には珍しい、がっつり理系キャラを活かした演出。高身長揃いのグループの中ではなかなか気付けない、スタイルの良さを活かしたファッション。
阿部くんの長所が好きなファンは多いはずで。それを理解した上で、ファンを喜ばせるために最大限に利用しちゃう策士なところが好きです。
5月はめめあべの三ツ矢サイダー CMの出演決定もありました。尊敬する先輩と、大切な同期と、これからずっと一緒なメンバーと出るCMってどんなだろう。前にダイビングの資格を取りたいと言っていたときから海底で光を浴びる阿部くんを想像して、ドキドキしていました。ポスタービジュアルも炭酸を開けた瞬間みたいに弾けた笑顔で、阿部くんが作ってきた爽やかな好青年のアイドル像がぴったりな夏のサイダー。もう既に、見かける度に何本も手に取ってしまっています。本当におめでとう。
2021年の春は、出会いの季節らしく、新しいことがたくさん始まりました。夢が叶ったこと、夢の中に居られたこと、出会えたことに沢山感謝したいと思いました。
阿部くんとSnow Manと過ごした1年。思い返してみると、本当に毎日、9人のことを考えなかった日は無くて。辛い日も、嬉しい日も、理由はなんであれ、みんなに報告したいなと思える1日を重ねられたことが楽しかったです。
人としても、少しは成長できたかな。受け取り方がそもそもネガティブで、自分のことが嫌いだったけど、それでもいいと思えて。そこからどう考えるか、ポジティブな思考回路を辿れるかに照準を合わせられるようになりました。
取るのを諦めていた資格を試験1か月前に勉強し始めて取得できたり、レポートが上手に書けるようになって成績がちょっとありえないくらい上がったり。阿部くんをお手本にして頑張れたから賢くなれた部分も絶対にあるなと思います。
あと、言葉がもっと好きになったのも阿部くんとSnow Manのみんなのおかげ。9人のことを言葉を通して見つめ直させてくれる、素敵なお友達に出会いました。
雑誌もブログももちろんだけど、直接関係の無いところで見つけた言葉も、みんなと出会った私じゃなきゃ気付けなかった解釈が出来るようになったなぁ。
見た目も、かなり変わったと思います。
本当はね、自分の好きなものが好きだし、世間一般で言う男ウケ服みたいなものと掛け離れた服装やメイクばかりしていて。今でももちろん、そういう自分が好き。だけど、また新しく好きなジャンルが増えました。
服を選ぶとき、大前提として私が好きな服があって、その後に阿部くんが好きそうな服を着る日が追加されました。それは、白いワンピースとか、大きなリボンの髪飾りとか、揺れるピアスとか、薄いピンクのチークとか。憧れはあっても、似合わないって諦めてたものが多くて、そういうものに手を伸ばす勇気ときっかけをくれたのは、阿部くんだったなぁ。
同じように、大きな変化があったのが髪の毛。派手なカラーが大好きで、どうせ元々綺麗な髪じゃないから傷んでもいいや〜なんて思ってた。湿気に弱いし、切れ毛はあるし、お世辞にも綺麗とは言えない髪の毛。
髪フェチの阿部くんに見せる日が来るかもしれないって思ったときから、続けたケアのおかげで、今では初対面の人にまず髪の毛を褒めていただけるようになって、継続の力の大きさを知りました。
頑張ろうと思える原動力は確かに阿部くんで、だけど、実際に行動したのは私自身。結果を手繰り寄せたことに胸を張れるマインドを手に入れられたのも、9人に出会った私だったからかもしれないな。
人を変えてしまうエネルギーってとてつもなく大きくて、変え続けてその人らしさにすることは、もっともっと計り知れない大きさの力が働いているはずで。それを実現しちゃうパワーがSnow Manと阿部くんにはあります。
落ち込んでしまうことだって少なくないコロナ禍の日本で、ごく普通の女子大生をこんなに前向きに、やる気の満ち溢れた人間に変えてくれるグループに出会えたこと。
これからも、そんな素敵なグループを応援し続けられること。
ずっとずっと大切に想いたいし、忘れないでいたいな。
まだ1年、もう1年。いろんな言い方があるけど、私にとってこの1年は、初めてみんなと一緒に過ごした大事な季節たちでした。
2年目も、ありがとうの声が届け合える、すぐそばにいさせてください!
1年間、たくさんの幸せを本当に本当にありがとう!!!
2021年5月24日
幸せとは、知ること
10000日。
阿部くんを好きにならなければ、27年と少し生きて、ようやく10000日になるのだということを知らないまま死んで行ったかもしれない。
そんな新たな発見が、あなたに出会ってからたった1年の間に、本当にたくさんありました。
例えば、雪合戦には公式ルールがある、みたいな些細なこと。
Snow Man【質問に答えます】コメント欄企画! - YouTube
例えば、苦手に思っていたこともやってみれば意外と楽しめる。そういう心持ち。
例えば、ひとつの目標に向かって様々な道を切り拓いて行く強さが、どれだけ尊いものか。
阿部亮平、川島如恵留、本髙克樹、那須雄登、福本大晴「ジャニーズクイズ部」 | ISLAND TV
阿部、川島、那須、浮所、本髙、福本「Qさま!!ジャニーズクイズ部参戦決定!」 | ISLAND TV
どれもが知らないまま生きていたとしても、きっと何不自由なく過ごせていたはずのもの。
それはきっと、阿部くんを好きだという気持ちも同じで。
それでも気付いてしまった今、知らなかった頃にはもう戻れなくなりました。
大袈裟に聞こえるかもしれないけど、阿部くんのおかげで見える世界が変わったの。
お祝いごと、一緒に喜べること、ケーキを買う回数。ひとりで生きていた頃よりも増えて。俯いて歩く帰り道で、涙に寄り添ってくれる音が出来ました。
新しい知識は、私の中にも見つかって、空っぽだと思っていた自分の中のパーツに、ひとつずつペンで名前を書いてもらったような、そんな思いでいます。そんな今のことを幸せと呼ばずに、なんと呼ぶのかな。
10000日。
発見を拾い集めた貴方に、掬い上げてもらった私から。ありったけの ありがとう と おめでとう を伝えさせてください。
1993.11.27. - 2021.4.14.
10000日のお祝いの仕方が分からなくて戸惑いはしゃぐ大人の図。
消えないひかりに出会った話
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『見せたいよ 僕らは今…消えない虹なんだ』─ ナナツイロREALiZE / IDOLiSH7
今から6年前の春、彼が業界に足を踏み入れたその日に出会い、5年間欠かすことなく応援してきた大好きな男の子がひっそりと、きらきらの表舞台から姿を消しました。
その日からの私は、抜け殻同然で、「何も信じられない」「裏切られた」「幸せになって欲しい」と負の感情も正の感情も関係なく、ひとつひとつが強くて濃い質量を保ったまま私の中に溢れていて、濁流に飲み込まれたみたいな気持ちに囚われて。身体の芯が抜き取られてしまった私はその流れに逆らうことも出来ないまま、自分の感情にこんなに沢山の種類があったことに初めて気付かされてまた悲しくなったのでした。
いくつか歳を重ねてもずっと、新しく誰かを好きになることに怯えて暮らしていました。好きになったって、その気持ちをありったけのパッションでできる限りの力を持って伝えたって、届かないことも消えてしまうことも、簡単だと思ってしまったから。誰かを応援することが大好きで、学校生活でも応援団やマネージャーという役職に就くことで、人を支えるという目印を向いて生きてきた私だけど、もう二度とジャニーズのアイドルを応援すること、信じることは出来ないかもしれないといつしかそう思うようになっていきました。
そんな日々から数年経って、私が見つけたのが アイドリッシュセブンというアイドル育成ゲームでした。冒頭に載せた歌詞もこのコンテンツの中のキャラクターソングの1つです。プロジェクトの大きなテーマの1つは「虹(二次)を超える」。なんとなくで始めたはずが、このテーマに魅了されて、それを実現しようと様々なアクションを起こしてくれることに毎回感動させられて、リリースから5年を迎えようとしている今でも、大切に応援し続けることが出来るようになっていました。
結局のところ私はアイドルという存在も、応援するという行為も諦めきれなかったのだと思います。だって、アイドルってそれほどまでに魅力的なんです。それを応援している自分まで魅力的になれるくらいに。
しぶとく諦めきれなかった結果得たのが、アイドルのきらめきと虹とを重ねるという考え方でした。
虹を見られるのはほんの一瞬。それを見つけられるかは運次第で、見つけることが出来たとしても消えるときがいつか必ずやってくる。それでも、虹を見つけたという事実は私たちの中に必ず残り、思い出せばいつだって心の中で眩く輝く。
アイドルだって人間だから、引退以外のお別れもいくらでもあります。もちろん死別だって有り得て、物理的な永遠なんてそこにはない。それでも、アイドルは自分の描く偶像の中に永遠を生み出そうとしてくれます。
だからこそ、アイドルたちのきらめきも揺さぶられたファンの感情も、心の中で自分の好きなときに好きな場所でまた感じることが出来るんだろうなって。
あの歌詞の「消えない虹」にはこんな思いが込められているんだと、私は勝手に解釈しています。
私にとって、彼を好きだった時間はまさに「消えない虹」でした。初めて貰ったファンサ、毎月のファンレターを書く時間、最後に見た笑顔。そのどれもが今でも当時の熱量で思い出されて、胸が苦しくなるほどの楽しさや嬉しさが押し寄せてくる。少しずつ彼との時間が鮮やかに取り戻されて、思い出のフォルダに綺麗なまま保存できるようになったのはアイドリッシュセブンのおかげだったのかもしれません。
時は流れて今年の2月。先述の通り、人を応援することが好きな私は、大学のサークル活動でマネージャーとして表舞台に立つ部員を支える仕事をしていました。しかし、3月に控えた公演の練習や宣伝で忙しなく動いていたタイミングで言い渡されたのが、サークル活動の無期限停止。大きな目標だった公演が目前で中止されて、やり場のない悲しみに包まれているときに初めて見たのが、すのちゅーぶの富士急ハイランド回でした。昔からほとんどのメンバーの名前も顔も知っていたけど、今の彼らをきちんと認識したのは初めてで、気付いたら涙が出るくらい笑っていました。鬱屈とした思いを抱えたまま白紙になる予定だった私の春休みは、その日からSnow Manに染め上げられていきました。
もう、ジャニーズのアイドルを応援できないと思っていた私が、今度は彼らに応援されているような気持ちになって。ファンが注ぐべき無償の愛が、渡す前からこちらに届けられているみたいな、そんな9人の在り方の虜になっていました。
失うことが怖くなくなったと言えば、それはもうとんでもない大嘘であるなと思います。好きな気持ちの裏側には、その不安がずっとついてまわるのが常だと知っています。それでも、また1歩踏み出せたのは、「消えない虹」だと信じさせてくれたから。どうしようもなくこの人たちの描く未来の続きを見たいと思ってしまったから。虹のその先へ一緒に歩ませて欲しいと願って、私はゆっくりと足を前に向けました。
実は、私の好きになった阿部亮平さんは「消えない虹」とはまた少し違っているような気もしています。彼の歩いたあとが、私には「消えないひかり」のようで。その足跡ひとつひとつが、今在る阿部くんを見つめる度にやわらかな光を放つような、そんなイメージなのです。私が知らない間の阿部くんが、ここに来るまでに重ねてきた努力や考えながら進んできた道筋が彼を彩るために輝いているんだと思います。阿部くん自体が私にとってのひかりであるから、というのも混じり合ってこれからも私の中で光り続けるんだろうな。
まるっと9人のことを好きになって、誰か1人を選べないと3ヶ月もの間FCの登録を悩んでいた私が、いつの間にか阿部くんを1番に想うようになったのはたくさんの理由があると信じていて。いくつも並べることはもちろん簡単に出来るのだけど、もしかしたらそうしてみたところで好きの気持ちってもっと直感的で衝動性のあるものなのかも、と思ったりなんかもして。きっとそんな瞬間毎の好きを積み上げたところに、1番の理由がどーんと乗っかっているのでしょうね。
それでもやっぱり、明確に好きだ!と思った初めての瞬間は覚えています。大好きな言葉。
僕はジャニーズが天職。
これを言い切る阿部亮平さん、すごくないですか。かっこよすぎませんか。
アイドルが天職な人は、たくさん見てきました。だけど、それ以上の場所に視線が向いているこの人を、ジャニーズの道を一心に走り続けてきた彼の進む道を、もっと見つめていたいと思ったんです。アイドルが好きな私のもっと奥にいた、ジャニーズのアイドルが好きな私を見つけてもらったとも思いました。私が出会ってからの阿部くんも、いろんな方に教えていただいた過去の時間の中の阿部くんも、この核が全くブレたところを見せないんです。ずっと、ジャニーズの、Snow Manの阿部亮平さんに矜持を持っているところが、好きの始まりでした。
まだまだ知らないところも見たこともないところも、途方もないくらいあるけれど。それでも、16年間のうちのほんの少しに触れられている私はとっても幸せな人間です。1度は自分から遮った温かなひかりを、そっと灯し直してくれたのが阿部くんでほんとうによかった。これから一緒に見られる景色が、彼にとっての「消えない虹」となるように私も阿部亮平さんのファンであることに誇りを感じながら生きて行きます。
ジャニーズの阿部亮平さん、生まれてきてくれてありがとう。
アイドルの阿部亮平さん、ここまで来てくれてありがとう。
あなたが思考と選択を重ねたYESの連続と私の見つけた道が交わったこと、これ以上ない幸せです。
17年目の阿部くんもきっと、どこまでもまっすぐジャニーズの阿部亮平さんで、Snow Manの阿部亮平さんであるのでしょうね。
これからもそばにいさせてください。
どうしようもなく、阿部亮平さんというジャニーズのアイドルが大好きなファンより。
おまけ
実は今年の1月。思い立ってSNSで彼の名前を久しぶりに検索してみたんです。出てくるのなんて、過去の映像くらいかなと思っていたら「イベントゲスト出演」の文字が飛び込んできて。彼も4月からは社会人になる年だと知っていたので、もうきっと二度と会えない。そう思った次の瞬間にはチケットを買っていました。きちんと、寂しかったことも感謝の思いも直接伝えることが出来ました。
そうして区切りのついた想いを経た直後だったから、躊躇うことなくSnow Manを好きになれたのかもしれません。いくつもの偶然の重なりが、こうして私の目の前に在ったこともきっかけのひとつだったのだろうなって。
色んな選択の末に道の上に立っているのは、私も阿部くんも彼もみんな同じなんですよね。それが交わることってとてつもない奇跡のはずで、だからこそやっぱり「消えない」のだろうなと思います。
アイドルを好きになることの難しさも苦しさも、それを上回る圧倒的な幸福も全部全部抱きしめて、好きを続けることが出来たらいいな。
2020.08.12.
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